「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。

日本国内においては、１９７０年代の家庭用テレビゲーム発売・アーケードゲーム誕生から始まり、１９８０年代～１９９０年代の家庭用テレビゲーム機の普及・携帯ゲームブーム、２０００年代の通信型・ネット対戦型ゲームの普及などを経て、現在は国体の文化プログラム（２０１９茨城国体～）としても定着しています。

また、使用するコントローラーやプレイ環境を整えることで、障害のある方、高齢の方でも楽しめ、年齢、性別、障害の有無、居住地に関係なく交流することができるツールとして活用されている他、認知機能へのアプローチ・身体の機能訓練や評価手段・活動量増加・社会参加の促進といったリハビリテーションや作業療法の視点でも注目を集めています。

将来的にはオリンピックの正式種目としての採用も期待されており、趣味としての楽しみ～競技シーンまで、今後も世界的にプレイヤー数、観客数も増えていく見込みです。